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【スプラトゥーン3(Splatoon3)】1と2のいいとこドリップ。WiiUを復活させた人気ゲームは伊達じゃない。

俺が中学生のころ、いつだったかのニンテンドーダイレクトで初代スプラトゥーンの映像を見て感銘を受けたのを覚えている。

そこから待ちに待ってスプラトゥーンを受験戦争から目をそらしながら遊ぶようになってから早7年以上、今回は2022年9月9日に発売されたスプラトゥーン3を紹介しようと思う。

目次

1.スプラトゥーンとは

▲4vs4のチーム戦。今作では空中からのスタートになる

スプラトゥーンシリーズは大元はほとんど変わらないからゲームを知ってる人ならほとんどの人が知ってると思うけど、コロナ禍以降からゲーム触るようになった人や最近子どものプレゼントでせがまれている人のために軽く説明しようと思う。

 

スプラトゥーンとは簡単に言えば4vs4のシューティングゲーム。ただシューティングゲームといっても敵を倒せば勝ちというものではなく、水鉄砲や小学校の図工の時間で使うローラーなど、どこか既視感を覚えるブキで地面を塗って塗った面積で勝敗を競ったり、ルールによっては狭い範囲の塗りを維持し続けたり、シャチホコを運んだり等単純で分かりやすいルールながらやってみると意外と奥深いゲームだ。

 

シューティングゲームといっても撃ちあうだけでなく、ローラーを振ってインクを飛ばしたり、バケツのインクをかけるなど、所謂エイムがあまり必要にならない部分や、どこかキャッチーでアップテンポな明るい雰囲気が初心者でも間口を感じさせる部分だと思う。

 

2.ぶっちゃけ2はあまり好きじゃなかった

軽く紹介したところで、俺は初代・2ともにプレイしたことのあるが、ぶっちゃけ2は好きじゃなかった。


今振り返るとゲームが楽しくなかったというより、調整が肌に合わなかったんだと思う。

では何故今回購入を決めたかというと、理由は2つある。その一つが、どこかの動画で見た「スプラトゥーン3は初代を意識した調整にする」という情報を知った時だった。それが嘘か本当かは知らない。

 

3.一気に増えたカスタマイズ要素

▲ロッカーの中にはステッカーやブキや装備、その他小物を置くことができ、外にもステッカーを張ることができる。

「購入動機は2つある」といったがもう一つがこれ、カスタマイズ要素だ。

というのも俺はネームプレートとか、FPSゲーの銃スキンのような対戦に直結しないカスタマイズ要素が大好きだ。新作ゲームの発表で、カスタマイズ要素があることを知ればとりあえず購入候補に入れるくらいには好きだ。

 

ではいままでのスプラトゥーンシリーズのカスタマイズ要素はというと、ほぼないに等しかった。一応、装備として帽子、服や靴などを着せることができたが、これらには対戦での動きに直結するスキルが関係しているため、あまり自由に着せ替えれるわけではなかった。

 

しかし、今作では対戦前後にでるネームプレート、リザルト後のポーズ、そしてロッカールームだ。ロッカールームは自分のロッカーにステッカーやブキ、装備、小物を置くことができ、対戦などでマッチングしたプレイヤーのロッカールームに自分のロッカーが出現し見ることができる。対戦面では何も関係ない。



4.ヒーローモード(ソロモード)

クレーター(ヒーローモード)

▲ヒーローモードの画像。画面奥にあるインクをお供であるコジャケと共に消していきながら進んでいく。

スプラトゥーンシリーズにはヒーローモードというものが存在する。このヒーローモードは所謂ストーリーモードで今までもチュートリアル的な立ち位置で存在し、「初心者はとりあえずヒーローモードをやっとけ」と言われるほどのモードだ。

 

内容としては、対戦ゲームにありがちな各ステージごとのお題をクリアしていくもので、おまけ要素感は否めないが、キャラも立っているし、大きく盛り上がるところもあるので、おまけだからと無視するのはもったいない。また、前作と比べて演出面が強化された気がする。やりこみ要素や収集要素もあり、やりこみではスプラトゥーンの世界観、収集要素ではゲーム内で出会うキャラたちをより知ることができる。

 

ちなみに、今回のヒーローモードちょっと、いやだいぶ難しい

 

開発からの「別にハードが新しくなったわけじゃないし君ら経験者でしょ?じゃあちょっと難しくしてもいいよね?^^」というメッセージを感じる。「いつものチュートリアルでしょ?はいはい」と舐めていた俺も終わったころには「むずくね?」って思った。

 

では初心者は何をすればいいのかと言うと、今まで通りにヒーローモードからすればいい。難しくなったとはいえ最序盤は簡単なチュートリアルだし、別にストーリークリアするだけなら全ステージをクリアする必要もない。どのギミックも初見殺しがほとんどでネタさえわかれば基本操作でどうにかなる。クリアしているころには、基礎の動きはマスターできているだろう。あとは経験を積むだけだ。

 

ちなみに俺は、ヒーローモードを全ステージクリアしているが、本編クリア後最後に挑戦するであろうステージは超難しい。よく定期テストや入試、就活のテストなどでは「受からせるためのテスト」「落とすためのテスト」と分類することがあるが、これは間違いなく後者だろう。

しかし、これをクリアした後の対戦は目に見えて動きが良くなったので、クリア後最終ステージに関しては初心者は対戦に飽きてきたら気分転換と腕試しくらいのつもりで気長に挑戦してみるといいだろう。地獄を見る

 

5."焼き増し"とは言わせない作品

3

▲ロビーで書いた「3」
今作からマッチング中にロビーでブキの試し撃ちができるようになった。

スプラトゥーン3は2と同じswitchでの発売になる。そこで気になるのは”焼き増し”という点だ。RPGなどは、大元のストーリーが変わる為、システムは似たようなものでも、新鮮な気持ちでプレイできる。しかし、スプラトゥーンのような対戦ゲームでは基本的には同じことの繰り返しなので、同じハードで出すと焼き増し感が否めない。

バンカラマッチ、所謂ランクマッチ。通常は5勝か3敗するまで対戦し、各対戦時の表彰でポイントが付与される。(上画像)一定ラインを満たすと昇格戦に参加することになる。(下画像)

しかし、今作は先ほど紹介したカスタマイズ要素に加え、ガチマッチ改めバンカラマッチ、所謂ランクマッチシステムの刷新や、今後開催されるフェスの新要素、ミニゲームのナワバトラーなど、開発の「焼き増しとは言わせないぞ!」という覚悟をひしひしと感じる作品になっている。

 

今作はいろいろ新しくなり、1と2の楽しかったところを混ぜたような作品になっている。もし購入を迷っているなら買った方がいいと俺は思う。